幾花にいろとかいう約束されし勝利のエロ漫画家
幾花にいろを手にする権利があなたにはある。
その質を問わず、日々増えていくエロコンテンツ。
その大海の中でお宝を探し続けるためには我々の一生はあまりにも短く、忙しない日常に追われる世のオタクには、その日のオカズを吟味する時間さえ惜しいのではなかろうか。
でも、約束された勝利のエロ本がここに存在すると知ったならあなたはどうする?それを見逃してまた無為なオカズ探しをするのか?
前置きが長くなったが、つまるところあなたはすぐに幾花にいろの単行本【幾日】を購入するべきだ。毎夜あなたが使える貴重な時間のなかで、オカズで迷う必要など無い。とらのあなでもAmazonでもなんでも使ってその手に取るべきだ。
幾花にいろという約束された勝利をあなたは引き抜くことができる。
1.キャラクター描写がひたすら良い
幾花にいろの魅力を書けといわれると研究論文ができてしまうので掻い摘んで紹介したい。まず、幾花にいろの描くキャラクターは独特な魅力で溢れている。
エッジの効いた絵柄とリアルな女性デザインは、"金髪ツインテール・爆乳・ロリ・メイド…etc”といったテンプレな記号で溢れた二次元世界の中でとても新鮮に映るだろう。
ぼつくようだぞ pic.twitter.com/eWolmDuUEx
— 幾花にいろ@単行本『幾日』発売中! (@ikuhananiro) 2018年4月23日
私が愛する短編作品"幾日"の一コマ。いつかどこかですれ違ったことのありそうなキャラ造形が興奮を盛り立てる。
ちくびかくした pic.twitter.com/YtI0zQPx5J
— 幾花にいろ@単行本『幾日』発売中! (@ikuhananiro) 2018年4月1日
すき…。
★お知らせ(R-18)★幾花にいろ 初単行本「幾日」発売 記念イベント!:2018.4.27(金)〜5.6(日)までspace caimanにて記念イベントを開催予定。直筆描き下ろしイラストの展示販売や、キャラ設定ラフなどを展示。イベントに合わせたグッズも企画中…。続報をお待ちください!! pic.twitter.com/P0SkgpONdF
— space caiman (@space_caiman) 2018年3月23日
にいろ作品のヒロインたち。この中の誰かに興奮したならあなたは才能がある。
幾花にいろの描くヒロインは、街のどこかで擦れ違ったことのあるようなリアリティと、二次元キャラクターとしての可愛らしさが両立している。
だからこそ、あざといエロが強調された絵柄の作品や、AVとは違うかたちで胸をドキドキさせてくれる。幾花にいろを読んでいる時のあなたの心は、不気味なほどの胸の高鳴りを覚えるだろう。
でも、それを恐れてはいけない。
2.シチュエーションが生っぽくてエロい
エロ漫画においてキャラクター描写と同じくらい重要なのがセックスに行きつくためのシチェーションだろう。
ちなみに幾花にいろの漫画において、高校生やそれ以下の年齢のキャラクターはほとんど登場しない。大学生や社会人であることがほとんどだ。
単行本に収録された作品から、いくつか男女の関係性やシチュエーションを見ていくと、
・SNSでオッサンだと思ってた友人が、オフ会で出会ってみたら美女だった…
・バイト先の同僚のギャルが、アニメがきっかけでオタク男の家に入り浸るようになり…
・同僚の結婚式で声をかけてきた美女が、実は隣のデスクの地味女で、後日飲みに行き…
・行きつけのカフェでいつも隣に座って読書をしている女性が、何故か話しかけてきて…
・モテないことを悩む中年リーマンと、それをいつも飲み屋で慰める部下とそのまま…
こんな感じで、何か自分の身の回りでも何かちょっと想像できるようなものばかり。
彼らは皆、セックスをして当然のモノと捉えている。その関係性の先にセックスがあることを知っている。
もしかしたらそれを"お手軽"のように感じる人もいるかもしれないが、男女の関係性の先にセックスがあるのは別に特別なことではなくて、それを幾花にいろの漫画からは感じ取れる。
義理の妹が…とか、ずっと一緒の幼馴染が…などの、想像が難しいシチュエーションと違い何か生っぽいからこそ、その物語に惹き付けられてしまう。
3.咬合という短編がエモすぎてヤバイ
この二人が登場する短編の【咬合】という作品が幾花にいろファンにとっても大人気。
SNSのオフ会をすることになった男女の話なのだが、男(カラスコ)の方は、相手をずっとオッサンだと勘違いしていたため、美女の登場に驚く。女(ぞん兵衛)は、自分をオッサンと勘違いし普段から気兼ねなく接してくるカラスコを、大切な友人だと思っている。
この二人が名古屋で一晩デートをして、良い雰囲気になってそのまま車で致すというストーリーだのだが、二人の初対面からの夜の名古屋デート、そして車での攻防に至るまでの描写が短いながら本当に練られている。
狭い車内、宿の無い彼女、盛り上がった夜、相手の挑発的な態度。
そういう「もしかしたらヤれるかも…!」というドキドキが紙を通して伝わって来て、早くセックスしろ!!と叫びだしたくなる。
カラスコが夜の車内で
「も、もうちょっとゆっくりしてく…?」
と切り出した際にぞん兵衛の口から返って来た
「例えば、朝まで?」(下の一コマ 展覧会で飾られていたものなので台詞なし)
このセリフ、エモ過ぎるでしょう…。
"夜"とか"休憩"とか、情事を連想させるワードを使わずに、朝という言葉でこれだけ色っぽく人を誘える言葉ないでしょ…。
個人的に、PUNPEEの"夜を使いはたして" 卓球と旅人の"今夜だけ"に並ぶエモワード。
この「例えば朝まで…?」は飲み会帰りの女の子に言われてぇランキング1位です。
例えば、朝まで…?なんて名前のクラブイベントがあったら絶対参加しちゃうね。俺は。エモとはそういうものだ。
4.もう読むしかない
ここまで読んでくれた今でも「まだ単行本買うまででは無いなぁ…」と思っているあなたはもしかして義理の妹も巨乳の幼馴染もエロい姉もいて、何故か両親がいつも海外旅行に行っている人間だったりしないだろうか?
確かにそんな刺激的な毎日に慣れているならこの作品があまり響かないかもしれない。でもそうではなくて、一度はオタクに理解のあるギャルや、オフ会で出会えるかもしれない美女に憧れたことがあるなら、幾花にいろの単行本「幾日」を購入するべきだ。
最高に魅力的なキャラクターと、最高に興奮するシチュエーションと、最高のセリフがあなたを待っているのだ。クッソエロい体験をするのに、高い金も、特殊な技能も、運もいらない。
この本を、レジに持っていけばいい。
いやマジで頼みます。俺と幾花にいろの話をしよう…。もし買って後悔(するわけない)したらそれ俺が買い取るから…。お願いします…。恋愛モノとして面白くて女性ファンも多いんで…。
あ、そうだ。
今なら単行本発売記念のイベントを神田でやってるので、皆行こう。